チャップリン作品集②

こんにちは。コメディ映画大好きじ~にょです。
無声映画もかなり好きです。

前回にチャップリンの初期の短編映画の感想を書いていきましたが、本日もその続きです。

チャップリンが最初にいたキーストン社という映画会社の作品集です。

じ~にょが持っているDVDとは違いますが、こちらも同じ内容の短編作品がたくさん入っていておすすめです。

以下、感想でございます。

1914年 チャップリンの総理大臣 CAUGHT IN A CABARET

メーベルとの共同監督作品。
安キャバレーで働いていたチャップリンが総理大臣といつわり女性にモテる話。

犬が出てきたり、権力者になりすましたりと、後のチャップリンの長編映画に繋がるところがいくつかある。
動きがコミカルで面白い。
チャップリンの動きが前作あたりから、かなり仕上がってきている印象。
ストーリーは多少、強引なところもあるが、最後のドタバタは酒場という物がゴチャゴチャしている所で行っているので、効果が増す。
権力者はモテルという風刺もある。
作品に見ごたえが出てきた感じがします。

1914年 にわか雨  CAUGHT IN THE RAIN

チャップリン初監督作品。
酔っ払ったチャップリンがホテルの隣の部屋の人と起こす喜劇。
見どころはチャップリンの動き。
体を使ったギャグがいくつもあって楽しめる。

酒好き、女好きという初期のころのチャップリンのキャラクター設定が出ている。
まだ浮浪者という感じではない。
ストーリーは単純なところもあるが、少し強引なところも。
最後に警官も出てきて、動きが楽しい。

1914年 忙しい一日 A BUSY DAY

チャップリンが女装した作品。
最初は、一瞬どれがチャップリンか分からなかった、、、
かなり足癖が悪い。
動きもいつもと違っていて、色んな意味で新鮮。
ただただ、チャップリンの大立ち回り。

1914年 ノックアウト THE KNOCK OUT

チャップリンが監督作品で出演はレフリー役の少しだけ。
しかし熱演が光る。

主演は当時の人気コメディアン・アーバックル。
この時はチャップリンより人気があった。
たっぷりとアーバックルを堪能できる映画。
ボクシングをテーマにした作品はクラウンの古典や後のチャップリンの映画『街の灯』などにも見られる。
石投げや池落ち、警察官とのドタバタなど当時のキーストン社のお得意の手法が目立つ。
今回のドタバタは今までの中ではスケールも人数も時間も最もボリューミーでお腹いっぱいになる。

1914年 メーベルの忙しい一日 MABEL’S BUSY DAY

監督は名コメディエンヌのメーベル・ノーマンド。
ホットドックの売り子のメーベルにチャップリンがホットドックを盗んで巻き起こるドタバタコメディ。
お話自体はよくある展開。
チャップリンが悪いことをして、最後は警察官を巻き込んでのドタバタ。
しかし、初期の頃と比べてチャップリンのキャラクターや動きがどんどんできあがってきているのを感じる。

1914年 メーベルの結婚生活 MABEL’S MARRIED LIFE

メーベル・ノーマンドとの共同監督作品。
チャップリンがボクシングの練習用の人形と戦うコメディ。
このボクシングの人形は、前作の『ノックアウト』で出てきたものと同じものですかね。
チャップリンの能力の高さにより、映画が成立しており、普通はこの人形ひとつで成立させるのは難しいと思う。

1914年 笑いガス LAUGHING GAS

歯医者で働くチャップリンのお話。
もしも、「チャップリンが歯医者で働いたら」という、ドリフターズみたいは映画。
こういったシュチュエーションコメディは、「ミスタービーン」に通じる部分を感じてしまう。
チャップリンのキャラクターが際立ってきており、だからこそ、成立する作品ですね。
こんな歯医者には行きたくない(笑)

1914年 チャップリンの小道具係 THE PROPERTY MAN

舞台の小道具係のチャップリン。
主に舞台の裏でのお話。
もともと舞台をやっいたチャップリンならではの内容。

小気味よいテンポで画面が切り替わっていく今までにはなかった手法でストーリーが展開されていく。
最後はドタバタで終わる展開はいつもと同じだが、舞台の裏と表と客席までにドタバタが広がっていき、斬新なドタバタで終わる。
それにしても、この人たちはすぐにケンカしますね。

1914年 チャップリンの画工 THE FACE ON THE BAR -ROOM FLOOR-

後にペーソス(哀愁)ある映画をたくさん制作するチャップリンであるが、最初のペーソス作品。

画工であるチャップリンがモデルに惚れるが、モデルはお金持ちと結婚する。
数年後、落ちぶれたチャップリンの前に、子供をたくさん引き連れた幸せそうな2人に出会う。
失恋のお話で、喜劇ではないチャップリン作品。

1914年 レクリエーション RECREATION

『恋の20分間』と同じ映像が使われている。
所々、違うシーンが入っている。珍しいといえば珍しいが、当時の映画界では、同じ作品をタイトルだけ変えて上映することもしばしばあったとか。オチも同じ。
フィルムの状態もあまりよろしくない。

チャップリン切り絵

まとめ

チャップリンが映画デビューして約半年。
チャップリンのキャラクターがどんどん自分たちが知っているチャップリンに近づいて行っているのを感じる。
また映画の内容も、『ノックアウト』や『チャップリンの画工』など、後期の長編映画に繋がってくるものも多い。
後に素晴らしい映画を撮れるようになったのは、この短編時代があったからに違いない。
貴重なフィルムがいっぱいでした。

関連ブログ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です