クラウンのメイク~キャラクターについて
こんにちは。
道化師のじ~にょです。
本日は、クラウンのメイクについての第三弾でございます。
以前に、クラウンのメイクの基礎的なお話をさせて頂きました。
まだ見てない方は、そちらから見て下さい。
そして、「オーギュストについて」、「ホワイトフェイスについて」のお話をブログで書きまして、今日は「キャラクター」タイプについてのお話です。
自分も調べながら、新たな発見があったり、楽しく学んでいます。
話がマニアックになってしまいがちですが(すいません)、何度も書き直したりしながら書いておりますので、読んでくださると幸いです。
それではご覧くださいな。
キャラクタークラウンとは?
キャラクタークラウンは、浮浪者の格好をした「トランプ」や「ホーボー」のスタイルのクラウンが有名です。
他にもキャラクタークラウンは、カウボーイの格好をしたクラウンや消防士や警官などに扮したさまざまなキャラクターが無数に存在します。
しかし、一番多いスタイルはトランプとホーボーのスタイルです。
なので、このブログではトランプとホーボーを中心に書いていきます。
キャラクタークラウンは他のクラウンと比べて歴史は浅く、1900年代に入ってから誕生しました。
トランプはアメリカから生まれたクラウンです。
その後、ヨーロッパのサーカスにも登場していきました。
チャップリンのリトルトランプやエメット・ケリーが扮するウェリーウィリーが有名にしました。
元々は、アメリカの炭鉱で働いていた方がモチーフで、目や口の周りが黒いのは顔に付いたすすを拭いたものと言われています。
キャラクター特性
トランプとホーボーで微妙にキャラクターの特性が違ってきますが、ほとんどが共通しています。
水をかけられたり、キックを受けたり、ギャグのほこ先になる被害者です。
のんびりで天然、騙されやすいなどの性格特性を持っています。哀愁があり、日本人にも好かれるようなスタイルだと思います。
「Sad tramp」、「Happy hobo」と呼ばれるように、トランプは悲観的でホーボーは楽観的という違いがあります。
トランプは頭の中が悲しいことでいっぱいで、悲しい人生観です。
ホーボーは不幸なことが起きても、「すべてが大丈夫になるだろう」と思っています。
マナーがあり、エレガントに振舞います。
また、女性のトランプやホーボーのクラウンも存在していて、「The bag Lady」っと呼ばれています。
メイクや衣装
トランプとホーボーもメイクや衣装は一緒です。
オーギュストの変形のようなメイクです。赤い鼻も付けます。
目の周りには、アクセントで黒色などを入れたりします。
口の周りを黒く塗りたくなりますが、それは決まりではありません。
チャップリンは黒くありませんし、エメットケリーは黒いです。
「The bag Lady」は、黒くしないこともあります。
メイクは、元の顔を隠したりするものではなく、それぞれの顔の特徴を誇張したりする為のものとして使います。
衣装は、破れてボロボロのスーツや帽子、フィンガーレスグローブ(指先がない手袋)を付けます。
ただ、決して汚いとかみすぼらしいという訳ではありません。
人に見られても不快でない格好であるというのは重要なことです。
クラウンのメイク「オーギュストについて」↓
クラウンのメイク「ホワイトフェイス」について↓
チャップリンなどについて↓